ウコンの種類
ウコンは主に日本では3種類に別れており、春ウコン・秋ウコン・紫ウコンとなっています。和名では春ウコン(キョウオウ)、秋ウコン(ウコン)、紫ウコン(ガジュツ)とあるようで、それぞれ見分け方とクルクミン含有量にも違いがあるそうです。
種 類 | 花 | 和 名 | 見分け方 | クルクミン含有量 |
ウコン | ・初秋に白い花をつける ・根茎の断面はオレンジ ・強い苦み |
1.1~4.8% クルクミンは春ウコンの10倍で豊富 |
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キョウオウ | ・春に赤みのある花をつける ・根茎の断面は黄色 ・ウコンよりさらに強い苦み |
0.3% クルクミンは少ない 100種類以上の精油成分が豊富に含まれ、カルシウム・カリウム・鉄・マグネシウム・リンなどのミネラルが豊富 |
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ガジュツ | ・春に紫がかった花をつける ・根茎の断面は紫がかった白 ・春ウコンと同程度の苦み |
0.0% クルクミンはほぼない 精油成分が豊富に含まれ、アズレン・シネオールの含有量が高く、希少価値の高い品種 |
ちなみに沖縄では総称して「うっちん」と呼び、世界共通語では、「ターメリック(turmeric)」と呼びます。
でも実はインドでは30種類のウコンがあり、中国でも20種類のウコンが確認されています。
植える時期
この3種類の中でも今回私が挑戦したのは春ウコンです。理由としては、まずほどんどの知り合いの方が春ウコンから苗付けして取り組んでいるから。そして出荷する工場の買取価格も春ウコンの方が高かったからです。
春ウコンと秋ウコンの製品の加工の仕方で値段が違うのか……。それとも栽培方法で難易度がちがうのか……。
聞いた情報とウコンの専門書で調べると、ベストなタイミングは3月~5月の間。そしてうまくいけば収穫は12月から翌年の1月あたりを見込んでいました。
今回記事にするまで、秋ウコンと春ウコンは栽培時期が違うのかと思っていましたが、調べてみると植え付け時期と収穫時期はほぼ一緒で、成分や特徴で大きな違いがあるそうです。
畑の作り方
畑で一番大切なのは勿論「土」!畑を始める前に空き地だったのか遊休地だったのかで、土の栄養分や土壌の硬さ等も全然違ってきます。
そしてウコンが好む土壌の性質に合わせて「土づくり」をしていきましょう。
私が今回100坪の畑に投入したのは、
・牛糞堆肥(みのり)15㎏ 30袋
・鶏糞(糖蜜入りマルイ有機)15㎏ 10袋
・CDU化成555 20㎏ 1袋
値段は様々ですが、今回私は全てJAさんで買いそろえました。ホームセンター等にもありますが、成分はほぼ一緒でオリジナル商品として安く買える肥料もあります。
この3種類の肥料と、石灰を苗植えの1か月前に畝つくりと一緒に土の上に置くような形で撒いています。
酸度調整
↑上記の写真は、酸度計で見ると約7pHのメモリの上にあるので、ペーハー値の表からすると、ちょうど中性にあたりますが、土壌的にはもっとアルカリ寄りの土壌がいいようです!
↑場所によっては、酸度計でペーハー値5phの場所もあり、だいぶ酸性に偏っていました。( ;∀;)
数日後、酸度計で同じ場所を図ってみると、どのエリアもアルカリよりの7~8phになっており、消石灰の効果を確認できました。
酸度調整とは、ペーハー値のアルカリ性、中性、酸性等があるように、植物の育ちやすい土にする事です。ちゃんと水と肥料もやっているのに育ちが悪い場合、土壌の酸度が調整されてないのが原因の場合もあるようです。
土は基本的には弱酸性らしく、酸性になる理由として、
日本に降る雨は弱酸性
雨でアルカリ分(石灰)が流れてしまう
化成肥料は酸性
植物そのものも土壌を酸性にする
理由があるそうです。